stringは文字列を表すオブジェクトのクラスです。 標準的な操作に必要な、デフォルトのコンストラクタ、デストラクタ、コピーコンストラクタ、演算子、その他の操作のためのメソッドが定義されています。
stringの書式は次のとおりです。
#include <string>
日本語などUnicode文字を列を保存するためのクラスとして、u8string(C++20以降)、u16string(C++11以降)、u32string(C++11以降)があり、 ワイド文字列用にwstringクラスがあります。
次の例は、stringを使うプログラムの例です。
#include <iostream>
#include <string>
#ifdef _MSC_VER
#include <Windows.h>
#endif
int main(int argc, char* argv[])
{
#ifdef _MSC_VER
SetConsoleOutputCP(CP_UTF8);
#endif
std::string s = "hello C++";
std::cout << s << std::endl;
std::string u8s = u8"日本語文字列の例";
std::cout << u8s << std::endl;
return 0;
}
実行結果は次のようになります。
hello C++
日本語文字列の例