引数の値を実数値(浮動小数点数)にして返す

float()

float()は、引数の値(文字列または数値)を整数に変換して返します。


  float()
  

インタラクティブシェルから実行すると、次のようなります。


    >>> float('5.6')
    5.6
    >>> x = 123  # 整数
    >>> x
    123
    >>> float(x)
    123.0
  

float()はPythonの組み込み関数なのでモジュールを何もインポートしないで使うことができます。


float()の引数は10進数値に変換できる値でなければならないため、たとえば'31H'のような文字列を変換しようとするとエラーになります。


    >>> a='31H'
    >>> v = float(a)
    Traceback (most recent call last):
      File "", line 1, in 
    ValueError: could not convert string to float: '31H'
  

実行時にこのようなエラーが発生してプログラムが停止するのを避けるには、例外処理を使います。

例外処理の構文はtry~except…で、典型的には次のようにします。


    >>> a='31H'
    >>> try :
    ...   v = float(a)
    ... except ValueError:
    ...   print("Error:", a, "を実数値に変換できません。")
    ...
    Error: 31H を実数値に変換できません。
    >>>
  

関連項目

int()


Python目次 inserted by FC2 system